11月29日、日本の乾燥地研究の第一人者である遠山正瑛氏の名誉市民授与を記念して「鳥取いなばライオンズクラブ」、「クブチ沙漠の植林活動を支援する会」、「NPO日本砂漠緑化実践協会鳥取支部」3者の共催事業として報告会を開催致しました。主催者を代表して我がクラブの林憲二会長、来賓としてご出席いただいた竹内鳥取市長のごあいさつに続いて、元鳥取大学乾燥地研究センタ-長の神近牧男氏から97年の生涯にわたってその志を貫かれた遠山先生の研究が紹介されました。そして、4人の若者たちによる植林活動の体験報告となりました。鳥取大学1年の萩原俊博さんが「中国との国際交流」、鳥取県森林組合連合会技師(鳥取環境大学OB)の井土洋志さんは、「2008日中友好植林サミット」、野々口正騎さんは「植林と地域環境」、内モンゴル自治区出身で、現在鳥取大学大学院在学中の巴図(batu)さんは「わたしから見た沙漠植林活動」と題して、別々の視点からの植林活動が報告されました。日本と中国との国際交流の掛け橋としての役割を果そうと沙漠を掘り続け、一本、一本心をこめて植林活動を実践した若者たちの行動力に会場の60人が賞賛の拍手を送り、報告会は閉会しました。




鳥取いなばライオネスクラブは今年で25周年を迎えることとなりました。鳥取いなばライオンズクラブをスポンサークラブに1984年12月結成され、以来、歴代会長の熱い思いと会員の努力の積み重ねでここまできました。現在、19名と会員数は少ない中でも、ライオネスならではのきめの細かな奉仕を続けており、結束力においては、ライオンに決して負けないつもりです。25周年を迎えるに当り、今まで、毎年、交流してきた「鳥取いのちの電話」に液晶テレビとプロジェクター、「鳥取こども学園」には室内遊具を記念事業として贈呈致しました。双方ともに有意義に活用して頂けることを願い、今後も奉仕を継続したいと考えています。会員の高齢化は避けられませんが、お互いにいたわりあい、励ましあって歩みを継続していきたいと思います。





10月26日、結成25周年記念事業として、「鳥取こども学園乳児院」に室内遊具を贈呈しました。三年前の乳児院設立時から、衣類の補修など裁縫のボランティアを続けてきましたが、今回は、幼児の脳の活性化とバランス感覚を身に付けることを目的にトランポリンマットとウレタン素材の機関車を贈りました。幼児たちは、早速、楽しそうに遊び始め、出席した会員も思わず童心に戻るひとときとなりました。



平成19年3月、結成40年周年記念事業として、県の森林公園「とっとり出合いの森の」の一角を借り受け、コナラ、クヌギ、モミジ、ヤマザクラなど鳥取の山に自然にあるものの苗木160本を植樹し、クラブの名をとって「いなばの森」と命名しましたが、今年度は、入口付近の約三千平方メートルの山の斜面に会員の自力で、約400メートルの遊歩道を設置しました。環境保全のため、伐採された竹やぶの竹を組んで階段の足場を組むという大変な作業でしたが、11月14日と11月21日の2日間6時間延べ45名の会員の作業のうち、見る間に遊歩道は完成。遊歩道を登った山頂からは、のどかな田園風景が一望でき、道の脇には、四季折々に楽しめるサクラやヤマボウシなどの苗木180本も植樹しました。何年か後には、きっと、散策する市民の目を楽しませてくれることでしょう。皆さんも、ぜひ一度「いなばの森」の遊歩道にて、散策をお楽しみ下さい。




平成7年の開局以来ライオンズは14年間、ライオネスは平成17年から4年間、支援を続けている「鳥取いのちの電話」は、誰にも相談できない悩みを持つ方々に「電話」を通じて生きる勇気と自立を与えることを目的にしたボランティア活動です。今年度は、ライオネスクラブが結成25周年を迎えるため、記念事業として、相談員の方の研修・情報収集のためブルーレイ内臓液晶テレビ一台と液晶プロジェクター一台を贈呈することとなり、米本哲人理事長には、講演も兼ねて例会にご出席いただき、会員の理解を深めることができました。


ライオンズも10月第二例会の10月15日、今年の会長方針の1つ「例会における委員会アワー開催」のトップをきり、社会福祉委員会が、「鳥取いのちの電話」米本理事長の講演を開催しました。講演の中で、目下の悩みは、相談員の減少であること、それに比べ、電話の相談数は、昨今の暗い時世を反映して、増え続けていることが報告され、現代社会にとって、なくてはならない存在になりつつあることを改めて認識させられました。


10月10日、今年度2回目の朝の清掃奉仕は、三連休の初日で、珍しく土曜日となったことから、老人会の方々や、地区の方々と一緒になり、、賑やかな清掃となりました。そして、地区の方々の中にOB会員で、元会長の懐かしいお顔を発見。箒片手に旧交を温める会員さんの輪ができました。巷より早く色づいて見える木々の下での集合写真にも一緒に納まって頂きました。このほのぼのとした朝のひと時、終了後に飲むコーヒー牛乳の味は、格別です。


2009年度、林会長の最初のアクティビティは、例年どおり朝の清掃奉仕ですが、9月開始と例年より遅く、公園の木々はすでに色づき始めています。7月と8月に入会された新会員さん2名も参加され、先輩会員の方より説明を受けながら、真剣な面持ちで清掃に励んでおられました。久々に清新な空気に触れ、参加した会員の皆さんは、清掃が終了する頃には、心身とも爽やかさに満ち溢れ、幸せな気分で家路に就かれました。




6月13日、昨年の11月の施肥、捕食に続いて支柱の結束、除草作業を行いました。クヌギ、コナラ、サクラ、モミヂの成長具合は、苗木で植えたときには、50cm位だったものが、150cm位になったものが数本ありました。成長するにしたがい、沢山茂った葉が、CO2を多く吸収しています。小さいことでもCO2削減に貢献しているのです。今回は、11名と少ない参加でしたが、皆さん、上手なてつきで、作業もスムーズに完了しました。




昨年より、当クラブもPRに協力してきた「2009鳥取・因幡の祭典」のメインイベント「世界砂像フェスティバル」は、4月18日~5月31日の期間内に県内外から35万人以上の観客を集め、大成功に終わりました。当クラブは、鳥取市が姉妹都市を結んでいる郡山市にちなんで開催された「郡山市の日」記念行事に郡山より来鳥された郡山開成ライオンズクラブのメンバー2名の方と共に参加しました。これについては、姉妹提携クラブのコーナーに掲載しております。ご覧下さい。





連休明けの5月7日の5月第一野外例会は、連休中の好天気が嘘のような雨模様。2年前の同じ頃に開催したときは、これに風も吹く大荒れの天気でした。わがクラブは出合いの森に嫌われてるのか、会長が悪いのか、皆でブツブツ言いながらも、出合いの森の管理人である谷尾環境保全委員長のおはからいで、管理棟で無事例会を終了したころには、雨も小止みに。この出合いの森には、10年前、市内5ライオンズクラブが、合同の周年事業(わがクラブは結成30周年でした。)として贈呈した、全長100メートル以上の藤棚があり、この時期には、毎年、美しい花を咲かせています。例会終了後、自由解散となり、この藤棚の下を歩くと、50センチくらいの花の房が、ぎっしりと下がっていて、むせるような甘い香りに包まれます。遠くから見るとまるで紫のトンネルのよう。10年前には、ただのつるだった藤が成長し、りっぱな花を咲かせたように各クラブも発展することを祈って、森を後にしました。


4月22日、会長以下5名の会員で、当クラブ結成35周年記念事業として鳥取環境大学に植樹したしだれ桜の施肥、手入れを行いました。今年の天候は寒暖の差が厳しく、大変深みのある色の濃い花をつけました。一時は、弱っていたこの桜も環境保全委員会の施肥と手入れのおかげでここまで元気になり、感謝の花を咲かせたものと思われます。皆様、若葉台にお越しの際には、ぜひご覧ください。新緑が美しく、季節感を味わうことができます。