昨年11月、「いなばの森」に設置した遊歩道を、家族の方にも見ていただこうと、5月9日、家族野外例会を開催。例会前の1時間、草刈り、竹刈りをした後、全員で桜の苗木を植樹し、自分の名前を書いた杭を記念に建てました。この日は、倉吉から中本ガバナーと中村キャビネット幹事にもご参加頂き、ガバナーには中国産の「楊貴妃」という桜を、キャビネット幹事には「寒緋桜」を植樹していただきました。他にも河津桜、熱海桜、など多種の桜を時期ごとに鑑賞できるよう植樹しました。遊歩道を登った山頂から一望すると、13年前に市内5ライオンズクラブで贈呈した藤棚が、ラベンダーのレースのごとくいまや満開となり、散歩道をピンクに彩る「ぶんごつつじ」の長い垣根とのコントラストが美しく、絶景ポイントにもなっています。





ライオンズクラブの最大の行事である年次大会が、4月18日、倉吉未来中心で開催されました。我がクラブは、ホストクラブとして、ゴルフと代議員会の担当。ゴルフは、前日に開催されましたが、当日のメンバー変更やらチャリティーの集金で大変でした。代議員会は前日に袋詰め作業、当日は早朝に鳥取を出発し、7時30分より準備にかかり、8時から受付開始。最初は多くの中から目的のクラブを探すのに一苦労でしたが、時間とともに手際よくこなすことができ、代議員会が始まる9時までに無事終了しました。8年に1度のこととはいえ、人の世話をすることの大変さをしみじみと感じました。大会は、歌劇の披露や表彰されたアワードの説明があり、大変盛り上がりました。帰りのバスは例年の倍以上の会員を乗せ、三徳山経由で、最後の桜を楽しみながら帰りました。車中で西尾先生のアワード特別賞を祝う会の提案があり、即決定、バスで店迄直行となりました。良い提案、素晴しい仲間意識を感じた鳥取いなばライオンズの一日でした。





今年で6回目を迎えるチャリティーグラウンドゴルフ大会を鳥取ゴルフ倶楽部にて、3月30日、197名の参加者を得て、開催致しました。今年は、晴天に恵まれましたが、冷たい風の中、じっとしていると寒さが沁みるようでした。そんな中でも参加者の皆さんは、パワフルで、見ている方が元気をもらえるようでした。「若い人が入ってこない。」というライオンズにも共通の悩みを抱えておられるようでしたが、この日は絶景の中、プレイを心から楽しんでおられるようでした。今年も収益金の中から10万円を鳥取市の社会福祉協議会へ贈呈し、無事終了となりました。





第1回、第2回は、12月に開催したこの大会でしたが、今年は、他の大会が開催されたため3月に開催することとなりました。鳥取県、岡山県、兵庫県、大阪府から男子18チーム、女子23チーム総勢700名の参加者が、2日間にわたり、熱戦を繰り広げ、男子は、大阪の高倉ミニバスケットボールクラブ、女子では鳥取の美保ミニバスケットボールクラブの優勝で幕を閉じました。小学生ながら、「負けたくない!」という気持ちを全面に出し、1つのボールを追いかけている選手の姿に思わず見ている側も力が入るひと時でした。




12月6日、恒例の鳥取こども学園もちつきが開催されました。新型インフルエンザの影響で全員マスクをしての餅つき大会となりましたが、会員25名に加え、鳥取城北高校と鳥取西中学校の相撲部員13名、鳥取環境大学陸上部の学生さん5名にもご参加頂き、いつもどおり開催することができました。つきあがったもちは、ぜんざいやきなこ餅にして、全員でおいしく頂きました。インフルエンザに負けずご参加頂いた皆さん、本当にありがとうございました。




11月20日、鳥取市立若葉台小学校プールへのEM投入事業を実施しました。この活動は、市内の6ライオンズクラブの合同事業として実施したもので、10月に培養したEMを各小学校のプールに投入することにより、悪臭や、ヌメリ、ヘドロ等が減少し、毎年5月頃に行うプール清掃の際、薬剤を使用することなく大幅に時間短縮することで、汚水の垂れ流しを防ぎ環境破壊から河川を守ることとなり、また、子供達にとっても、微生物による自然な力を目の当たりに出来る素晴らしい実地学習になるというものです。当クラブは、若葉台小学校5年生(92人)の皆さんとともに、EMを投入し、環境保全について、学習していただくこととなり、たまたま会社で研修を受けていた細田委員長のユーモアを交えた話とスライドに子供さんたちもすっかり、興味をもって熱心に聴いてくれているようでした。講義の後、全員でプールに移動し、EMを投入しましたが、プールの周りにぎっしりと集まった子供さんたちが、バケツに入ったEMを一生懸命に投入する姿に、プールがきれいな水になることを切に願いながら、学校を後にしました。





11月29日、日本の乾燥地研究の第一人者である遠山正瑛氏の名誉市民授与を記念して「鳥取いなばライオンズクラブ」、「クブチ沙漠の植林活動を支援する会」、「NPO日本砂漠緑化実践協会鳥取支部」3者の共催事業として報告会を開催致しました。主催者を代表して我がクラブの林憲二会長、来賓としてご出席いただいた竹内鳥取市長のごあいさつに続いて、元鳥取大学乾燥地研究センタ-長の神近牧男氏から97年の生涯にわたってその志を貫かれた遠山先生の研究が紹介されました。そして、4人の若者たちによる植林活動の体験報告となりました。鳥取大学1年の萩原俊博さんが「中国との国際交流」、鳥取県森林組合連合会技師(鳥取環境大学OB)の井土洋志さんは、「2008日中友好植林サミット」、野々口正騎さんは「植林と地域環境」、内モンゴル自治区出身で、現在鳥取大学大学院在学中の巴図(batu)さんは「わたしから見た沙漠植林活動」と題して、別々の視点からの植林活動が報告されました。日本と中国との国際交流の掛け橋としての役割を果そうと沙漠を掘り続け、一本、一本心をこめて植林活動を実践した若者たちの行動力に会場の60人が賞賛の拍手を送り、報告会は閉会しました。




鳥取いなばライオネスクラブは今年で25周年を迎えることとなりました。鳥取いなばライオンズクラブをスポンサークラブに1984年12月結成され、以来、歴代会長の熱い思いと会員の努力の積み重ねでここまできました。現在、19名と会員数は少ない中でも、ライオネスならではのきめの細かな奉仕を続けており、結束力においては、ライオンに決して負けないつもりです。25周年を迎えるに当り、今まで、毎年、交流してきた「鳥取いのちの電話」に液晶テレビとプロジェクター、「鳥取こども学園」には室内遊具を記念事業として贈呈致しました。双方ともに有意義に活用して頂けることを願い、今後も奉仕を継続したいと考えています。会員の高齢化は避けられませんが、お互いにいたわりあい、励ましあって歩みを継続していきたいと思います。





10月26日、結成25周年記念事業として、「鳥取こども学園乳児院」に室内遊具を贈呈しました。三年前の乳児院設立時から、衣類の補修など裁縫のボランティアを続けてきましたが、今回は、幼児の脳の活性化とバランス感覚を身に付けることを目的にトランポリンマットとウレタン素材の機関車を贈りました。幼児たちは、早速、楽しそうに遊び始め、出席した会員も思わず童心に戻るひとときとなりました。



平成19年3月、結成40年周年記念事業として、県の森林公園「とっとり出合いの森の」の一角を借り受け、コナラ、クヌギ、モミジ、ヤマザクラなど鳥取の山に自然にあるものの苗木160本を植樹し、クラブの名をとって「いなばの森」と命名しましたが、今年度は、入口付近の約三千平方メートルの山の斜面に会員の自力で、約400メートルの遊歩道を設置しました。環境保全のため、伐採された竹やぶの竹を組んで階段の足場を組むという大変な作業でしたが、11月14日と11月21日の2日間6時間延べ45名の会員の作業のうち、見る間に遊歩道は完成。遊歩道を登った山頂からは、のどかな田園風景が一望でき、道の脇には、四季折々に楽しめるサクラやヤマボウシなどの苗木180本も植樹しました。何年か後には、きっと、散策する市民の目を楽しませてくれることでしょう。皆さんも、ぜひ一度「いなばの森」の遊歩道にて、散策をお楽しみ下さい。




平成7年の開局以来ライオンズは14年間、ライオネスは平成17年から4年間、支援を続けている「鳥取いのちの電話」は、誰にも相談できない悩みを持つ方々に「電話」を通じて生きる勇気と自立を与えることを目的にしたボランティア活動です。今年度は、ライオネスクラブが結成25周年を迎えるため、記念事業として、相談員の方の研修・情報収集のためブルーレイ内臓液晶テレビ一台と液晶プロジェクター一台を贈呈することとなり、米本哲人理事長には、講演も兼ねて例会にご出席いただき、会員の理解を深めることができました。


ライオンズも10月第二例会の10月15日、今年の会長方針の1つ「例会における委員会アワー開催」のトップをきり、社会福祉委員会が、「鳥取いのちの電話」米本理事長の講演を開催しました。講演の中で、目下の悩みは、相談員の減少であること、それに比べ、電話の相談数は、昨今の暗い時世を反映して、増え続けていることが報告され、現代社会にとって、なくてはならない存在になりつつあることを改めて認識させられました。